毎年、ヨーロッパを中心に世界各国で開催されるF1の世界選手権ですが、それらレースの中のひとつにハンガリーで開催されるGPがあります。ハンガリーのGPは、初開催となった1986年当時は共産主義体制の下にありましたので、共産国唯一のグランプリレースとして注目を浴びました。ハンガリーと聞くと他の国と比べて馴染みの少ないイメージもあるかもしれませんが、例年通りだとグランプリレースの中盤戦に実施されているため、タイトルを争う際の正念場になるレースになることも多く見応えがあります。また一方で、過去には独走状態だった選手がこのレースでチャンピオンになったこともあり、歴史的瞬間に立ち会える可能性もあるのです。そんなハンガリーGPを観戦するにあたっての魅力やツアーについて紹介します。

ハンガリーGPのレース会場の特徴について

ハンガリーのGPは、サーキットがある立地から、雨の中でのレースが少ないことでも有名です。過去に遡って30回以上開催されている中で、雨でのレースは今のところ2回しかありません。開催時期が真夏のバカンスの時期で盆地であることから晴天でのレースが期待される一方、高温になることが多いため、ドライバーやマシンの負担も想定しておかなければなりません。レース中の路面温度が50度を超える厳しいレースとなっています。また、直線区間が他のサーキット場に比べて短く、コースの大部分は、低速や中速でのコーナーで構成されているので、パワー重視のマシンはあまり性能を発揮することが難しいとも言われています。このような点から、どのドライバーが好成績を残すか分からず、番狂わせが起きることも少なくありません。

ハンガリーGPを観戦するためのポイント

ハンガリーのF1GPのレースが行われるハンガロリンクのサーキット場の特徴として、中心部が低くなっているお椀上の形状が挙げられます。ですので、観戦する際にどこの席を選んでも、大抵はコース全体の約80パーセントを見渡すことができるというメリットがあります。直接現地で観戦するには見応えのあるサーキット場となっているのです。日本からも観戦ツアーを企画している旅行会社が複数あるので調べてみることをおすすめします。旅行会社のツアーに参加すると、航空券の手配やホテル、レースの観戦チケットもまとめて用意してもらえますし、観戦チケットの席も好きな場所で手配してもらうことが可能なツアー会社もあります。また、レースの観戦と合わせて周辺の観光も一緒に楽しめるので、この機会に一度検討されてみてはいかがでしょうか。